特急やくも 岡山-米子 乗車体験記 振り子電車の特有の揺れは慣れが必要でした

親戚関係の用事があり、鳥取県の米子まで電車で行く機会がありました。

名古屋から米子まで移動する場合は新幹線で岡山まで行って、そこから特急やくもに乗り換えるのが最速のルートです。

ということで岡山で新幹線から特急やくもに乗ったのですが、意外な罠が待っていました。。。

自然振子式電車特有の揺れ

特急やくもは振子電車と呼ばれる遠心力を利用して車体の傾きを制御することで、高速でカーブを通過することが可能な電車です。しかしながら、特急やくもは自然振子式電車というアナログな制御機構で車体を傾けるため、独特の揺れ方をします。

原因はカーブに差し掛かって遠心力が一定以上かかってから車体が傾き始め、戻るときも一定上の遠心力がなくなったら、車体の傾きが急になくなるためです。なので、カーブに入る時と出るときに独特な揺れ方をします。

また、個人的に感じたのは軌道から発生する通常の電車の揺れも大きく感じられる点。このあたりは車体の構造に加えて軌道のせいもあるかもしれません。

特急やくもは現役唯一の自然振り子式電車

381系は自然振子式の電車ですが、定期運用されているのはやくものみです。引退もそう遠くない未来に来てしまいそうなので、自然振り子の揺れを体験したい方はお早めに。

何も知らずにやくもに乗った私。。。

上ではなんか知ったように書いていますが、振子電車であるという事前情報なしにやくもに乗車しました。

岡山駅を出て次の倉敷駅に着くまでに異変を察知しました。

新幹線が快適だったから、とか、在来線だから乗り心地が悪いねー、とかいうレベルじゃない!そう、めっちゃ揺れるし変な揺れ方する!

そういえば、嫁が子供のころはやくも苦手だったとか言ってたのを思い出して、調べてみると特急やくもが振り子電車である事実を突き止めました。

そりゃ揺れるわけだ。。。

振り子電車が揺れるのは知っていた

親父が電車好きだったので振り子電車の存在も、カーブが速く曲がれることも、その揺れについても知っていました。子供のころは関西在住でしたが、残念ながら特急くろしおに乗る機会は一度もなかったので、やくもが初めての振り子電車体験になりました。

なお、現在のくろしお(オーシャンアロー)は制御式振り子電車となっており、カーブでの車体の傾きはありますが変な揺れ方をしないため、快適に電車での移動時間を過ごすことができるようになっております。

しかも、ちょうど日が沈んでからやくもに乗り込んだため、外の景色も見えず、独特の揺れに酔わないように耐える時間となりました。岡山米子間は2時間20分程度かかるので、電車で酔いやすい人は酔い止めがあると良いと思います。

帰りは快調!

翌日、用事を済ませた後の帰りの電車は昼出発だったので外の風景を見れるのと、揺れ方にも慣れてきたというのもあってだいぶ楽でした。カーブに入るときに少し遅れて揺れる(傾く)タイミングが掴めれば実はそんなに気に揺れはならないのかもしれません。

しかも天気にも恵まれ、美しい大山を眺めることができました!

元々電車の揺れで酔うことはなかったので、私の場合は電車酔いには強い方かもです。バスでは酔ったことがありますが、電車は本を読んでても大丈夫なので、得意な揺れ方と苦手な揺れ方があるのかもしれません。

さいごに

ブログではマイル関連の記事も多いですが、電車も好きだったりします。学生の頃は18切符で大阪ー東京も行きましたし、ムーンライトながらも利用したこともありました。(18切符2回分取られるのが勿体なかったのが懐かしい。。。)

最近は出張での新幹線利用ばかりなので久しぶりの特急電車は実は楽しかったり。飛行機だけでなくて電車もいいかも?と思う旅になりました。

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