プラチナカードと言えば、お金持ちでステータスが高い人が持つカード、というイメージがあるかもしれませんが、最近はそうでもなくなっています。
昔はプラチナカードは年会費が高いカードが多かったのですが、各カード会社がプラチナカードでも年会費が安くて利用しやすいカードを出し始めているからです。
プラチナカードは、通常のカードの比べて年会費が高い代わりに様々なサービスが付帯しており、そのサービスは様々。
例を挙げると、ホテルの上級会員になれるサービスや、海外の空港ラウンジが利用できたり、所定のコース料理が一名分無料になったり、コンシェルジュが利用できたり。
プラチナカードに付帯するサービスは色々ありますが、カードによって利用できるサービスも変わってきます。
逆に言うと、このようなサービスが付帯しているために通常はプラチナカードの年会費は高いのですが、このたび年会費3,240円（税込）という激安のプラチナカードが誕生しました。
目次
激安プラチナカード TRUST CLUB プラチナマスターカードについて
TRUST CLUB プラチナマスタカードは、三井住友トラストグループの発行するカードです。
元々はSuMi TRUST CLUBリワードカードというカードでしたが、7月1日から新しくなり、TRUST CLUB プラチナマスタカードというカードに刷新されました。
TRUST CLUB プラチナマスタカードはプラチナカードであるにも関わらず、3,240円（税込）という破格の年会費です。
また、入会資格に関しても22歳以上、年収200万円以上となっており、プラチナカードの中ではおそらく最も緩い入会資格と考えられます。
もちろん審査がありますから、この要件を満たしているからと言っても必ず発行されるわけではありませんが、他のプラチナカードと比較すれば審査も通りやすいと考えられます。
Taste of Premium ダイニング by 招待日和（所定のコース料理一名無料の特典）が付帯
TRUST CLUB プラチナマスタカードは、Taste of Premium ダイニング by 招待日和というプラチナ マスタカードに付帯しているダイニングサービスが利用できます。
Taste of Premium ダイニング by 招待日和は所定のコース料理を2名以上で申し込むと1名分が無料になるというサービスです。
コース料理は1万円から2万円といった内容のものが多く、二名で利用すれば実質半額になるのとてもお得です。
年会費3,240円でこのサービスが利用できるので、年に一回これを利用するだけでも元が取れてしまいます。
個人カードでこのような「所定のコース料理が一名無料のサービス」が付帯したクレジットカードはTRUST CLUB プラチナマスタカードが最安値です。
ビジネスカードでは、オリコカードのEX Gold for Bizが年会費2,160円で同じくダイニング by 招待日和が付帯しています。ただし、ビジネスカードは個人事業主や法人代表でないと申し込めません。
TRUST CLUB プラチナマスタカードは年会費が単に安いだけでなく、プラチナカードには必ずと言ってよいほど付帯しているダイニングサービス（所定のコース料理を2名以上で申し込むと1名分が無料になるというサービス）が付いており、しっかりとプラチナカードとしての質を保っています。
空港ラウンジは国内のカードラウンジのみ
TRUST CLUB プラチナマスタカードは、国内主要空港のカードラウンジが利用可能です。（詳細はTRUST CLUBカードのページをご確認ください）
しかし、ラウンジキーやプライオリティパスといった海外の空港のラウンジを幅広く利用できるサービスは付帯していません。
プラチナカードであれば、付帯していることが多いサービスだけにこの点はデメリットになりますが、このようなサービスを削ることで激安プラチナを実現しているとも言えます。
海外の空港ラウンジを利用したい場合には、還元率が良くて使い勝手の良い楽天プレミアムカード（年会費10,800円）にプライオリティパスが付帯しているので、オススメです。
旅行保険類も付帯はしているが、通常のプラチナには劣る
プラチナカードといえば手厚い海外旅行保険のイメージがありますが、TRUST CLUB プラチナマスタカードは補償額として低めです。
傷害死亡/後遺障害は最高3,000万円ですが、傷害・疾病治療費用が150万円、救援者費用が50万円となっており、このカード一枚では不足しています。
とはいえ年会費3,240円なので、海外旅行保険がある程度付いていれば十分とも言えます。海外旅行保険に関しては他のカードと併用して補償額を増やすのが、良いでしょう。
ポイント還元は0.5%と低い
TRUST CLUB プラチナマスタカードはカードの利用でポイントが貯まります。カード利用100円につき2ポイントが貯まる仕組みですが、4ポイントで1円相当のポイントポイントなので、実質0.5%の還元率です。
ポイントは、楽天スーパーポイント、Tポイント、Amazonギフト券などのポイントやギフト券にも交換可能です。
なお、年会費の支払いにポイントを充当することも可能で、8,000ポイントで3,240円分の年会費の支払いを支払えるので、この場合だけは還元率0.81%となります。
ポイントは有効期限がないので、その点はメリットですが、元々の還元率が悪いのでポイント制度としてはイマイチ。年会費が激安で招待日和の特典が付いているので、還元率が微妙なのは仕方ない所だと思います。
まとめ
TRUST CLUB プラチナマスタカードは、年会費3,240円という激安のプラチナカードです。
年会費が高額なプラチナカードに比べれば、やはり付帯するサービスは劣りますが、年会費の割には内容として充実しており、コストパフォーマンスは良いと言えます。
特に、Taste of Premium ダイニング by 招待日和が付帯している点は大きなメリットで、これを年一回利用するだけでも年会費の元が取れるので、これを目当てにカードを発行しても良いくらいです。
プラチナカードに付帯している「所定のコース料理が一名無料のサービス」を一度使ってみたかった、という方はTRUST CLUB プラチナマスタカードなら年会費3,240円で利用できてしまうので、オススメできます。
TRUST CLUB プラチナマスタカードの登場で、今後プラチナカードの年会費も非常に安いものが増えてくるかもしれません。
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