JCBのプロパーカードはどちらかというとスタータス性や安心感を重視して発行される方が多い印象ですが、そのJCBが新しいカードを出してきています。
JCBカードW
入会年齢が39歳以下限定かつWeb入会限定のクレジットカードで、年会費無料で還元率が1%のカードです。カードの更新は40歳以降も可能なので、一度入会すれば解約しない限り持ち続けることができます。このカードは2017年に誕生した、非常に新しいカードです。JCBオリジナルシリーズのカードラインナップから考えるとJCBカードWは新しい方向性です。
また、クレジットカード会社が発行するプロパーカード(カード会社が自社発行しているカード)かつ、リボ払い専用でないカードで1%の還元率を持っている非常に珍しいカードです。
ポイント還元は通常のJCBカードだと1000円につき1okidokiポイント(5円相当のポイント)が貯まり、還元率は0.5%になります。一方、JCB カード Wだと通常のポイントに加えてボーナスポイントとして1,000円につき1okidokiポイントがもらえるため、還元率が1%になります(1000円につき、2okidokiポイントがもらえる)。
アマゾン、セブンイレブンなら2%の還元率
JCBカードWは基本の還元率が1%ですが、okidokiランドというJCBのポイント優待サイトを経由すれば2%の還元率でお買い物ができます。またセブンイレブンやイトーヨーカドーはJCBカードと提携しているので、ここも還元率2%でお買い物できて非常にお得です。
ちなみにJCBカードの利用で貯まるokidokiポイントですが、様々な交換先があるので、使い方に困るということはありません。セブンイレブンを利用されているのであればnanacoへのチャージが良いかと思います。
JCBオリジナルシリーズの一般カードは年会費がかかるカード
JCBオリジナルシリーズの中でJCB一般カードは年会費1,350円がかかるカードです(50万円以上利用で年会費無料)。またJCBカードEXTAGEは29歳まで年会費無料のカードですが、こちらは初回更新で審査のうえ一般カードへの自動切り替えになります。なので、こちらはJCBの一般カードを切り替えることを前提としてお試しでJCBカードを利用できる、といった感じです。
JCB一般カードを持っていれば利用履歴(クレジットカードヒストリー)に応じて、ゴールドカードへのインビテーションも届きますので、どちらかというとJCBプロパーのカードでより上位のカードを持つために利用履歴を積むために利用されているイメージです。
一方でJCBカードWは一度入会すれば、1%還元率のカードを年会費無料で持ち続けることのできるカードになります。JCBマジカルやその他JCBのキャンペーンを狙っている方は高還元率&年会費で持てるカードなのでメリットが大きいです。
ちなみに三井住友VISAカードは一般カードを実質的に年会費無料で持つことが可能な方法があるため、JCBはこのカードで対抗してきたともいます。さらにポイント還元も三井住友VISAカードよりも高く、年会費無料でステータス性とポイント還元を両立した珍しいカードです。
JCBでステータス性を求めるなら
JCBのプロパーカードはゴールド、プラチナ、ブラックとステータス性の高いカードもあります。特にブラックカードにあたるJCB THE CLASSはインビテーションのみで発行できます。インビテーションを受けるにはJCBゴールドカードまたはプラチナカードを数年保有し、それなりの決済をしなければならない、という高いハードルがあります。
このハードルがゆえにJCB the classにはステータス性があるとも言えるでしょう。しかしながら、これらのカードの還元率が0.5%であり、年会費もJCB the classでは50,000円+税がかかるので、高還元率&年会費無料を重視するか、ステータスやJCB THE CLASS限定の特典を重視するかによって選ぶカードは変わってくるでしょう。
私はJCB THE CLASSを目指しているため、JCBゴールドを所有しています。スタータスや特典を求めている方向性ですが、やはり還元率の低さは否めません。その点JCBカードWは常に還元率2倍の恩恵が大きいと言えます。
最後に
クレジットカードといっても様々なカードがあります。年会費がかからないカード、還元率が良いカード、ステータス性が高いカード、特典が良いカード、すべてを満たすカードというのはありませんが、自分のスタイルに合ったカードを選んで使うのがコツ。
JCBカードWはこれらの点をバランスよく持っているカードで、初めてクレジットカードを発行するのには持って来いカードです。
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