高還元率のプリペイドカード「Kyashリアルカード」を発行しているKyashですが、2020年4月からKyash Cardが新たに発行されるようになります。
これに伴い、既存のKyashリアルカードの還元率や発行手数料なども同時変更となります。
この記事では、新しく発行されるKyash Cardと既存のKyashリアルカードの変更点とどのタイミングでKyash Cardに乗り換えるべきか解説していきます。
目次
新たに発行が始まるKyash Cardについて
2020年4月からKyash Cardが新規発行開始されます。
2月にプレスリリースがあり、それに合わせてサービス内容の変更があることが発表されています。
新規にカード発行が開始されるKyash Cardは還元率1%で、これまでのKyash リアルカードとほぼ同じように利用できますが、発行手数料がかかります。
Kyash Cardの発行手数料は900円なので、発行手数料の元を取るには9万円の利用が必要です。
一方で改善点として、利用総額の上限の100万円が撤廃される点があります。
一度発行すれば、ずっと使える点はKyash リアルカードより便利な点です。
なおKyash Cardは一回当たりの決済額上限が30万円に、月あたりの決済上限が100万円まで引き上げられていますが、月当たりの還元対象決済は12万円で据え置きなので注意が必要です。
既存のKyashリアルカードはKyash Card Liteに変更となる
2020年4月以降は、既存のKyash リアルカードはKyash Card Liteに変更となります。
手持ちのカードはそのまま利用できるようになっていますが、Kyash Card Liteの還元率は0.5%なので実質的には還元率1%から0.5%に改悪となります。
また、新たに発行する場合は発行手数料300円もかかるため、Kyash Card Lite(Kyash リアルカード)のメリットは縮小してしまいます。
また、これまで同様Kyash Card Liteは利用総額が100万円に達すると再発行が必要なため、上限が来るたびに発行手数料がかかるのはツライ点です。
基本的にはKyash Cardの方がコスパが良い
Kyash CardとKyash Card Liteですが、還元率と発行手数料を比較すると基本的にKyash Cardの方がコスパが良いです。
例えば、年間50万円の利用をする場合は以下のようになります。
Kyash Card | Kyash Card Lite | |
利用額(円) | 500,000 | 500,000 |
還元額(円) | 5,000 | 2,500 |
発行手数料(円) | 900 | 300 |
実質還元額(円) | 4,100 | 2,200 |
利用額が100万円を超えるとKyash Card Liteは再度発行手数料がかかるので利用額が大きいほどKyash Cardの方が有利です。
しかしながら、Kyashはこれまでにも還元率が下がってきている経緯があるので、この還元率が維持されるか保証はない点にご注意ください。
乗り換えのタイミングは4月以降のタイミングの良い時期
利用総額が上限に達するとKyash Card Lite使えなくなるので、必然的にKyash Cardに乗り換える必要が出てきます。
ですが、Kyash Cardの発行には手数料もかかるので利用頻度や利用状況応じて乗り換えるタイミングを決めましょう。
例えば、以下のような判断基準はシンプルで分かりやすいと思います。
- 利用額月3万円以上⇒4月からKyash Cardに乗り換え
- 利用額月3万円以下⇒利用上限を見つつ、利用額が増えそうなタイミングでKyash Cardに乗り換え
利用額3万円あれば、3か月で発行手数料900円の元が取れるので4か月目以降では乗り換えたメリットが出てきます。
逆に利用頻度が低い方は発行手数料の方が勿体ないので、Kyash Card Lite(Kyash リアルカード)をある程度引き延ばして使ってからKyash Cardに乗り換えるか、やめるかという判断も可能です。
まとめ
4月からKyash リアルカードがKyash Card Liteに変更となり、新たにKyash Cardの発行が始まります。
還元率の変更や発行手数料の発生があるため、Kyash Cardを発行して利用頻度を高めるか、Kyash以外の決済手段に乗り換えるかの決断が必要になっています。
QRコード決済などもジワリと還元率が下がっていますが、キャンペーンなどの活用でまだまだ活用できる決済方法も多いので、Kyash Cardはクレカ決済メインの方向けのカードとなりそうです。
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