100億円あげちゃうキャンペーンで一気に知名度あげたPayPayですが、改悪の波が迫っています。
4月からPayPayの新しいキャンペーンが始まりますが、それと同時に還元率が実質的に切り下げとなります。
この記事ではPayPayの4月からのキャンペーンと、PayPayの通常還元率切り下げについて解説していきます。
4月からのPayPayキャンペーン
2020年4月1日から2020年4月30日の期間でまちかどペイペイのキャンペーンが行われます。
このキャンペーンでは消費者還元事業による5%還元とPayPay側からの5%の還元で計10%の還元になります。
注意が必要なのは、このキャンペーンの対象となるのが、キャッシュレスで5%還元対象のお店であるという点です。
対象店舗がキャッシュレスで5%還元のお店である点は3月まで開催のまちかどペイペイ第2弾と同じです。
なお、PayPay残高からの支払いでないとPayPay側の5%還元の対象外となるので、残高にチャージしてから利用しましょう。
まちかどペイペイは小規模なお店にも多く導入されているPayPayならではのキャンペーンとも言えます。
4月以降お得なキャッシュレス決済がなさそうなら、PayPayの10%還元キャンペーンを利用するのは有力な選択肢です。
なお、このキャンペーンの還元上限は以下のようになっています。
消費者還元補助:25,000円相当/回・月
PayPayからの還元:250円相当/回・2,500円相当/月
PayPayからの還元の方が上限が低く設定されており、利用額ベースに直すと5,000円利用/回・50,000円利用/月が上限となります。
4月からはPayPayの通常還元率は0.5%に
4月以降、PayPayの還元率は1.5%から0.5%に切り下げになります。
条件を満たせば1.5%の還元率になるのですが、非常にハードルが高いです。
還元率の変更はまちかどペイペイ第3弾の発表と同時に発表されています。
通常還元率は0.5%ですが、以下の条件を満たせば、還元率が0.5%ずつアップします。
①前月の100円以上の決済回数が50回以上で +0.5%
②前月の決済金額が10万円以上以上で +0.5%
①、②の条件共に結構厳しめです。
①は1日2回程度の決済が必要ですし、②もPayPayだけでひと月10万円利用するのは相当なヘビーユーザーです。
このため、ライトユーザーの還元率は基本的に0.5%となります。
ヤフーカードからPayPayへのチャージでのポイント還元もなくなったので、キャンペーン以外ではほとんど旨味はなくなってしまいました。
QRコード決済は還元率が低くなる運命にある
QRコード決済は非常に高い還元率で利用できる様々なキャンペーンを打ち出しています。
しかし、QRコード決済はクレジットカード決済に比べて店舗側が払う手数料は少なく、手数料による利益は小さいと言われています。
このため、QRコードの勢力図がおおよそ決まると、シェア争いのために行ってきたばら撒きキャンペーンが終わり、還元率はクレジットカードのそれよりも下がる可能性が高くなります。
直近では、au Payが後発でQRコード決済に参入し、20%還元のキャンペーンを実施していますが、QRコード決済の特徴としてユーザーの流動性が比較的高いことです。
如何にキャンペーンでユーザーを一時的に獲得しても、最終的には多くの店舗で使えて、サービスが充実している決済に流れていってしまいます。
その点ではPayPayは小規模なお店に多く導入されているのを見ると、PayPayの100億円あげちゃうキャンペーンと小規模店舗の利用手数料を無料にしているキャンペーンは非常に大きな効果があったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
PayPayは4月からまちかどペイペイ第3弾のキャンペーンを開始します。
消費者還元事業の対象店舗(キャッシュレス決済で5%還元になるお店)で10%還元というキャンペーン内容になります。
一方で、PayPayの通常還元率は0.5%となり、比較的厳しめの条件を満たせば還元率1.5%になりますが、以前ほどの還元率の旨味はなくなります。
現在の各種決済のキャンペーンの状況を見ると、キャッシュレス決済関連のキャンペーンはもう少し続きそうなので、うまいこと決済を使い分けることで節約をしていきましょう。
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