クレジットカードを3枚だけ保有するなら、どのカードにしますか? 決済力やベネフィットを考えると必要なカードは見えてくる!

マイルを貯める活動(陸マイラー)と切っても切り離せないのが、クレジットカード。

決済でマイルを貯めるだけでなく、ポイントサイト経由での発行でポイントを貯めたり、発行時のボーナスマイルで貯めたり、ソラチカルートを使ったりと、クレジットカードなしでは陸マイラーは成り立ちません。

それがゆえに陸マイラーをやっていると否が応でもクレジットカードが増えていきます。

私は現在14枚のクレジットカードを保有しており、そろそろクレジットカードの保有枚数の見直しが必要な時期に来ています。

クレジットカード1枚だけなら、ソラチカカード

少し行き過ぎですが、クレジットカードを一枚しか所有しない、という制約を作ると

私の場合はANAマイルを貯めているのでソラチカカード(ANA To ME CARD PASMO JCB)一択です。

決済で100円につき1マイルが貯まり、ソラチカルートが利用可能であることに加えて、PASMO機能がついてくるので交通系ICを別に用意する必要もないという点で、一枚持ちでもかなり優秀なカードです。

でも、実際にはもう少しカードを持ちたいので、クレジットカードを三枚しか所有しない、という制約にした場合はどうでしょう。

クレジットカードが3枚になると選択の幅は広がる

上記のソラチカカードを一枚に入れると残りは二枚ですが、選択肢の幅がかなりあります。

例えば、クレジットカードの国際ブランドを三種類に分けることができるようになります。

ソラチカカードはJCBブランドのみなので、残りをVISA, Master, Amex, Dinerから選びたいところです。

また、ソラチカカードはいわゆる一般カードなので、ゴールドカードやプラチナカードについてくるベネフィットは一切ありません。

マイル還元率の面でも、ソラチカカードは100円につき1マイルなのでもう少し還元率の良いカードがほしいところです。

マイル還元率重視のカード

このあたりを勘案して、今もっていないカードも入れていいというルールでクレジットカードの候補を挙げると、、、

マイル還元率では、

  • ANA VISA プラチナ プレミアムカード:約1.9%(年会費80,000円+税)
  • (ANA)ダイナースクラブプレミアムカード:1.5% (年会費130,000円+税)

の二つが優秀です。

(ANA VISA プラチナ プレミアムカードの約1.9%の還元率はマイペイすリボの技とソラチカルート併用が条件)

ベネフィット重視のカード

ベネフィットでは、

  • JCB the Class(年会費50,000円+税)
  • ダイナースクラブプレミアムカード(年会費130,000円+税)
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(年会費130,000円+税)
  • ラグジュアリーカード(チタンカード年会費50,000円+税、ブラックカード年会費100,000円+税

の四つが良さそうです。

(ラグジュアリーカードの国際ブランドはMasterのみです)

VISAかMasterは外せない

ソラチカカード固定で上の中から残りの二つのクレジットカードを選ぶとすると、

国際ブランドとマイル還元率の関係から、ANA VISA プラチナ プレミアムカードはほぼ決まりです。

やはりVISA or Masterは一番決済できるので、外せません。

では次に選ぶとすると悩ましいですが、JCB the ClassはソラチカとJCBで被るのでそれ以外から選ぶとなると、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード(アメックスプラチナ)がベネフィット面では一番いいと思います。

アメックスプラチナはグルメ系のベネフィットやプライオリティパスが付いてくるのもちろんこと、ホテルの上級会員の特典がついてくるという、他のカードにはないベネフィットがあるのが大きいと感じます。

以上から、3枚の編成はこうなるが。。。

  • ソラチカカード(ANA To ME CARD PASMO JCB) 年会費2,000円+税
  • ANA VISA プラチナ プレミアムカード 年会費80,000円+税
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 年会費130,000円+税

となります。

マイル還元率からみてもベネフィットから見ても国際ブランドのバランスから見ても良いカード編成ですが、問題点もあります。

年会費が高すぎるので、安いカード編成を考える

色々な条件を盛り込んだせいで、年会費が212,000円+税というありえないほど高いお値段になってしまいました。

私自身、ANA VISAプラチナもアメックスプラチナも持っていないですし、これはサラリーマンには無理そうです。

では年会費を抑えつつ、ベネフィットとの両立を考えると、

  • ANA VISA プラチナ プレミアムカード → ANA VISA ワイドゴールド 年会費 80,000円+税 → 9,500円+税(web明細&マイペイすリボ併用)
  • アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード → SPGアメックス 年会費 130,000円+税 → 31,000円+税

と変えることで年会費が合計42,500円+税となり、大幅に年会費を抑えることが可能です。

しかし、SPGアメックスだとSPG/マリオットの上級会員にはなれますが、コンシェルジュなどのベネフィットはないので、JCBプラチナ(年会費25,000円+税)やエポスプラチナ(年会費20,000円、インビテーション経由または100万円以上利用)などの方がよい場合もあります。

さらに安いものを狙うなら、JCBゴールドプレミアもありです。年会費10,000円でプライオリティパスとダイニング30(特定の飲食店での30%OFF優待)がついてくるのはだいぶ良い特典だと思います。

年会費を抑えたカード編成①

  • ソラチカカード(ANA To ME CARD PASMO JCB) 年会費2,000円+税
  • ANA VISA ワイドゴールド 年会費9,500円+税
  • SPGアメックス 年会費31,000円+税

年会費合計42,500円+税

個人的にはコンシェルジュとダイニング系のベネフィットが不要なら、良いカード編成だと思っています。

年会費を抑えたカード編成②

  • ソラチカカード(ANA To ME CARD PASMO JCB) 年会費2,000円+税
  • ANA VISA ワイドゴールド 年会費9,500円+税
  • JCBゴールドプレミア 年会費10,000円+税

年会費合計21,500円+税

もう少し年会費を抑えたパターンですが、ホテル関連のベネフィットを削った代わりに、

プライオリティパスとダイニング30を付けたパターンです。

年会費最安のカード編成はこれ

さらに年会費を削ると以下の編成となります。

  • ソラチカカード(ANA To ME CARD PASMO JCB) 年会費2,000円+税
  • ANA VISA suica 年会費751円+税 (マイル還元率 約1.52%)
  • エポスゴールド 年会費無料

 

エポスゴールドで一応国内のカードラウンジが使えます。

ANA VISA suicaはソラチカルート併用でマイル還元率を最大約1.52%まで引き上げることが可能です。

年会費もマイペイすリボの登録で751円+税まで下げられるのも大きいです。

ただし、マイル移行コースの登録に6000円+税がかかります。二年に一度の移行でOKなら、移行する時だけ登録することで年3000円+税まで抑えられます。

この分も考慮に入れると、年会費合計は5751円+税となりますが、年会費10,000円以下でも比較的高いマイル還元率や国内空港のカードラウンジ利用可能といった点は達成可能です。

さいごに

ということで、クレジットカード3枚ならどれを所有するか、ということを陸マイラー視点で考えてみましたが、3枚でも年会費に応じた特典がしっかりともらえる編成はできそうです。

陸マイラーになってからクレジットカードの枚数がかなり多くなってしまいましたが、それぞれのベネフィットを見極めて使いこなしていき、不要なものは解約もしっかりと進めていきたいところです。

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