消費税10%に増税でクレジットカード払いなら2%還元らしいけど、年会費は純増という話

来年の10月に消費税の10%への引き上げが予定されていますが、キャッシュレス化を推進するために、クレジットカードなどのキャッシュレスで支払うと2%ポイント還元する案が浮上しています。

消費税が増税されても、ポイントバックがあるなら実質増税されていないのと同じになるので、既にキャッシュレスでの支払いがメインである方には朗報と言えます。

たしかに増税分がポイントで還元されればうれしいなぁー、と思っていたのですが、自分の所有するクレジットカードに関する記事を書いているときにあることに気づきました。

クレジットカードの年会費にも消費税はかかる

私のようなクレジットカード好きは様々なカードを発行しているわけですが、その中には年会費がかかるものもあります。

私の保有するカードで最も年会費が高いカードはスターウッドプリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(通称SPGアメックス)で年会費は31,000円+消費税となっています。

消費税8%の場合は税込33,480円ですが、消費税10%に増税なると税込34,100円となり、620円の負担増となってしまうのです。

年会費がかかるカードがこれだけだったら許せる範囲なので良いのですが、現在保有しているカードの年会費合計は税込み103,680円です。

こちらの記事に保有クレジットカードの一覧を紹介しています。

陸マイラーが実際に持っているクレジットカードを公開! マイルを貯めるために本当に必要なカードはこれ

2018年12月2日

消費税8%込みで103,680円なので、税抜きだと96,000円になります。これに消費税10%がかかると税込105,600円となり、1,920円の負担増となります。

年間1,920円なので家計の痛手とまではいきませんが、楽天ゴールドカードの年会費(消費税8%込みの年会費2,160円)と同じくらいなので、ちょっと損した気分になります。

ちなみに私は所有していませんが、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードというカードは税抜きで年会費130,000円もするので、このカードを一枚保有しているだけで消費税10%への増税で年間2,600円の負担増になります。

年会費の変更などはどうなるのか?

年会費の変更についてはどうなるか、少し気になったので調べてみたのですが、5%⇒8%の消費税増税に時に他サイト様で記事にされている方がいました。。。

さすがクレジットカードの読み物さんとしか言いようがありません。非常に長い間、クレジットカードに関する記事を書かれているだけあって、前回の消費税増税時の記事がきちんとありました。

私の知る限りほとんどのクレジットカードは税抜価格+税という形の年会費になっており、増税したらそのまま年会費が上がると考えられます。

年会費がポッキリ価格のカードも実はある

普段は年会費が税込みかどうか、という点に注目されることはありませんが、実は税込みのポッキリ価格の年会費のクレジットカードもあります。

それは、エポスプラチナカードです。

エポスカードはマルイの発行しているクレジットカードですが、その中で最も上位のカードにあたるのがエポスプラチナカードです。

このカードはインビテーションから入会した場合、もしくは年間100万円以上利用した翌年以上は年会費20,000円(税込)、通常での入会は年会費30,000円(税込)と税込ポッキリ価格になっている珍しいクレジットカードです。

税込価格で年会費が設定されているので、仮に消費税の増税分が乗っかるとすると、20,370円 or 30,555円(端数切捨て)となるので非常に中途半端になります。

このためエポスプラチナカードは年会費が据え置きになるかもしれません。

消費税の増税後のキャッシュレス支払い用なら年会費無料のカードで十分

消費税の増税で2%のポイント還元が実施される場合は、年会費無料のクレジットカードでも十分です。

楽天カードやYJカード、dカードといった年会費無料でポイント還元率が1%で使いやすいポイントが付くカードが多くあるためです。

一方で、私を含め陸マイラーのようなマイルを貯めるためや趣味で様々なクレジットカードを持っている方は、消費税増税で年会費が増えるため、少し割を食うことになるのかもしれません。

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