私がマイ・ペイすリボでマイル還元率を上げる裏技を使わない理由

三井住友カードの発行するカードではマイ・ペイすリボを利用することでカードの還元率をあげる有名な方法があります。

毎月作業が発生するので少し面倒ですが、還元率を確実に上げられるため、大きなメリットがあります。

しかし、私はこの裏技を利用していません。作業が面倒だからという理由ではなく、別のリスクが存在するからです。

マイペイすリボを使って還元率を上げる方法を簡単に紹介した後、その注意点やリスク・危険性について解説します。

マイ・ペイすリボを使って還元率を上げる方法

還元率を上げる方法自体は非常に単純です。

三井住友カードのリボ払いシステム「マイ・ペイすリボ」は登録&リボ払い手数料の発生がある場合は、その月に通常ポイントで獲得可能なポイントと同数のボーナスポイントポイントが貰えます。

手数料の発生は1円以上あれば、その月の利用額全額に対してボーナスポイントが発生します。

https://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp より引用

この制度を利用してボーナスポイントを上手にいただきます。

マイ・ペイすリボではその月の支払額をネット上(Vpass)で後から増額することが可能です。

その月の支払額が確定した後にリボ払い手数料が少額だけ発生するように支払額を増額します。これにより、ほんのわずかなリボ払い手数料を払うだけでボーナスポイントの獲得が可能になります。

月一回にこの増額作業をするだけで還元率を大きく上げられるため人気の裏技です。

特にANAのマイルを貯めている場合はこれを使うだけでANA VISAカードのマイル還元率を最大1.4%まで上げられるので、マイルを貯めている人は使っている方が多いと思います。

増額忘れはリスクだが・・・

この裏技を利用する毎月、支払額確定後に増額する必要がありますが、これを怠るとリボ払い手数料が多く発生してしまいます。リボ払いで設定されている年利は15%なので単純に12か月で割ると1.25%。

一か月の支払いが10万円の場合、1250円が手数料として支払うことになり、ボーナスポイントよりも多い金利を支払うことになってしまいます。

しかし、涙をのんでお金を支払えば解決できる問題なので、ダメージは小さいです(精神的なダメージは大きいですが・・・)。

実はこれよりも大きな問題になるリスクが存在します。

リボ払いの本当の注意点

リボ払いで気を付かなければならないのは信用情報への影響です。

リボ払いに登録して手数料が発生している状態は実質的に借金しているのと同じ扱いです。

カードを申し込む際やローンを借りる際に信用情報を照会されますが、この際にリボに残額があるかどうかすぐにわかってしまいます。

リボ払い残額がある=借金がある(支払い能力・返済能力が低い)、と判定されて審査で不利になります。

CICの信用情報データでカードの利用状況は丸分かり

CICに信用情報を紹介することでカードの限度額や利用状況が分かります。このため、ローンの審査などにおいてはCICの信用情報も審査結果に影響を与えます。

CICに信用情報を照会すればリボ払いの残額も分かりますし、カードの支払い方式がリボかどうかも分かるので、実はリボ払いのカードばかり持っているだけでもローンの審査に悪影響が出る可能性があります。

なので、メリットのないリボ払いの登録はやめておきましょう。

クレジットカードの方は審査で落ちても諦めがつきますが、ローンの方は審査に通らないと問題になります。

その最たるものが住宅ローン。

マイホームを購入する際は一括払いで購入することは難しいので、必然的にローンを組むことになります。

住宅ローンは家そのものという抵当があるとはいえ、高額な借入になるため審査も厳しくなります。もしもリボ残額が残っていた場合は審査に相当の影響があることが予想されるため、私はリボ払いを利用しないようにしています。

多くのリスクを抱えたくない

既に非常に多くのクレジットカードを所有している時点で信用情報のリスクがある状態なのですが、これに加えてリボ払いが残っているという信用情報上のリスクを抱えたくないのです。

私は住宅ローンをこの先利用する可能性もあり、審査を通過できなかったら大問題になってしまいます。

確かにマイ・ペイすリボの裏技はお得ですが、信用情報を気にする場合には注意して利用する必要があります。

特に近々住宅ローンの利用を考えている方はローンの申し込みタイミング注意して利用するか、利用しないようにしましょう。

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