JALアメリカンエキスプレスカードを発行しました　ANAアメックスとの意外な違い

これまではANAのマイルを貯めてきたのですが、JALのマイルも貯めることができるようにするため、JALカードを発行しました。

国際ブランドはアメリカンエキスプレスを選択。アメックスにした理由ですが、ANAもアメックスを持っていたので、ちょうどよい比較にもなるかな、ということで。届いた封筒の中身はこんな感じでした。

発行するまであまり深く考えていなかったのですが、ANAのアメリカンエキスプレス・カードとJALのアメリカンエキスプレス・カードで発行会社が異なっており、ポイントの制度も大きく異なっていますので、今回はその部分についてご紹介したいと思います。

1 JALアメリカンエキスプレス・カードは三菱UFJニコス発行のカード
2 ANAアメリカンエキスプレス・カードはアメリカンエキスプレス発行のカード
3 JALカードの方が有効期限の点で不利かと言われるとそうでもない
4 年会費はほとんど同じ
5 最後に

JALアメリカンエキスプレス・カードは三菱UFJニコス発行のカード

実はJALカードのアメリカンエキスプレスはアメックス提携ではなく、三菱UFJニコスとの提携カードです。

JALカードは利用した額に応じてJALマイルが直接貯まる仕組みです。還元率は利用額に対して通常0.5%ですが、JALカードショッピングマイル・プレミアム（3,240円/年）に加入することで1%になります。

JALマイルは有効期限が3年で、利用額に応じてマイルの貯まるJALカードは毎月マイルが入るため、有効期限が3年しかありません。なので、3年後には有効期限を迎えるマイルが毎月やってくるという事態になります。マイルは多く貯めることでより効率的に使えるようになるので、この方式だとマイルの有効期限がネックになる可能性があります。

ANAアメリカンエキスプレス・カードはアメリカンエキスプレス発行のカード

ANAアメリカンエキスプレス・カードの方はアメリカンエキスプレスと提携したカードなので、貯まるポイントはアメリカンエキスプレス（メンバーシップ・リワードのポイント）のポイントです。利用額に対して1%の還元率であり、1,000ポイント=1,000マイルで交換できます。

還元率の点ではJALと同じなのですが、ANAアメックスはメンバーシップリワードのポイントの有効期限が切れない限りポイント状態で保持可能です。メンバーシップリワードのポイントは通常3年の有効期限ですが、ポイント移行コース（6,480円/年）に加入すれば有効期限を無期限にすることもできるため、実質的に有効期限なくマイルを貯めることができるんです。

マイル還元の制度でJALアメックスとANAアメックスを比較するとANAアメックスの方が使いやすいという印象です。

JALカードの方が有効期限の点で不利かと言われるとそうでもない

JALカードは毎月マイルが入ってくる仕組みということはカード利用で貯めたマイルが目標のマイル数に到達する前に有効期限を迎えてしまったらマイルを捨てるしかないのか、と思われるかもしれませんが、e-JALポイントに交換するのが良い手段です。JALの航空券などで1ポイント1円として利用でき、10,000マイル＝15,000e-JALポイントに交換できます。

ANAも同様の制度としてANA スカイコインがありますが、有効期限の制度に大きく違いがあります。

e-JALポイントもANAスカイコインも有効期限が１年ですが、e-JALポイントは加算があればすでに所有しているe-JALポイントも最後に加算された日から1年となるため、ポイントの延命が可能です。

一方ANAスカイコインは有効期限１年でポイントの加算などに関係なく、スカイコインを獲得後１年で有効期限を迎えてしまうため、有効期限の延命が不可能です。

なのでJALマイルはe-JALポイントに交換しても有効期限の問題で悩む可能性は低いため、マイルを有効期限内にうまく使えなかった場合はe-JALポイントへの交換は有力な延命策です。

一方、ANAマイルはスカイコインに交換してから１年間で使い切る必要があり、あまり良い延命策ではありません。なのでANAマイルはうまくやりくりして有効期限内に使い切る方が得策です。