山陽新幹線では、”のぞみ”、”ひかり”、”こだま” の他に、九州新幹線直通で、”みずほ”、”さくら” が運行されています。
“さくら”、”みずほ” は新大阪-鹿児島中央を結ぶ新幹線で基本的に新大阪 or 鹿児島中央始発になります。
山陽新幹線の区間内(新大阪-博多)ではほとんど “のぞみ” と同じような扱いを受けていますが、実は “みずほ” と “さくら” の指定席シートは2×2列のシートになっているんです!
シートはこんな感じです。横の座席との間隔が広く、”のぞみ” に比べてシートの質も上がっていて非常に快適なシートになっています。(電源は窓側のみです)
このため、新大阪から広島や博多に行く場合(もしくは広島から新大阪に行く場合)は、みずほかさくらの指定席をおすすめします。
料金はおなじ
“みずほ” は “のぞみ” と同じ指定席料金、”さくら” は “ひかり” などの車両と同じ指定席料金で乗車可能です。
このため、指定席に乗るなら “のぞみ” に乗るよりも “みずほ” 、”さくら” に乗る方がお得なんです。
“みずほ” 、”さくら” の自由席は残念ながら3-2のシートなので、”のぞみ” と同じシートです。シートの感触は “のぞみ” よりも良いですが、シートは広くないので、乗り心地は “のぞみ” と大差ありませんでした。
なぜ、”みずほ” と “さくら” は2×2列シートなのか
推測にはなりますが、東京-新大阪間に比べて、新大阪-博多-鹿児島中央は需要が少ないからだと考えられます。
出張で名古屋から “のぞみ” に乗って広島まで行くこともあるのですが、新大阪以降は指定席がガラガラになってきます。
一方で、大阪-九州の移動の場合は飛行機という選択肢もあります。
このため、座席数が減らす代わりにシートの快適性を追及し、他の交通手段に対抗しつつ、価格を維持するという戦略を取っているものと思われます。
確かに新大阪-博多は16両編成の “のぞみ” がバンバンやってきて、明らかに指定席が余っている状態ですから、シートを快適にするというのは理にかなった戦略に思います。
“みずほ”、”さくら”を選ぶうえでのデメリット
そもそも本数が少なめである、という点はデメリット。
“みずほ”、”さくら”は1時間に2本程度しか運航しておらず、は1時間に5本程度の運行している “のぞみ” に比べて、かなり少ないと言えます。
このため、希望の到着時間帯に合わない可能性や指定席が埋まっている可能性も高まります。
また、新大阪-鹿児島中央間でしか運行していないので、名古屋-広島のような区間では利用できません。
私の場合、新幹線でゆっくり過ごしたいときには、名古屋方面からガラガラの “こだま” で新大阪まで行ってそこから乗り換えて、”さくら” で広島まで行くことはありますが、普通はやらないと思います。
さいごに
新大阪-広島くらいの距離であれば新幹線の利用が多いかと思いますが、可能であれば、”みずほ”、”さくら” のご利用をおすすめします。
ただし、下り方面で乗る際は寝過ごしにご注意ください。最悪の場合、鹿児島中央まで連れて行かれますので。
コメントを残す