結婚式の費用は平均で300万円から400万円程度であり、人生の中でも数少ない大きな出費になります。
このような高額の支払いはクレジットカード払いを受け付けていないことが多く、例えば車の購入ではほとんどの場合でクレジットカード払いができません。
しかし、結婚式の費用はカード払いOKな所も実はあります。
このような高額な支払いをクレジットカードでできるとメリットも多くありますが、注意点もあります。
実際に私が結婚式の費用をクレジットカードで支払った経験をもとに、メリットと注意点を解説したいと思います。
目次
メリット① 決済額に応じたポイントが付く
とにかくこれは非常に大きいです。400万円の費用を還元率1%のカードで支払えば、4万円相当のポイントが付与されます。
もちろん、もっと還元率の良いカードがあればさらにお得にすることも可能です。例えば、ANAカードで決済して1%分のマイルを貯めるという手もあります。ANAのマイルは1マイル1円以上の価値があるので、非常にお得です。
メリット② 支払いを実質的に結婚式の後にできる
これも実は大きなメリット。通常、式の前に支払うを済ませる必要があるため、銀行振り込みや直接現金での支払いとなると、式の前に費用全額を用意しておく必要があります。
しかし、クレジットカードで支払いの場合は決済から引き落としまで時間差があり、決済は式の前とし引き落としは式の後になるように支払いを済ませればご祝儀を支払いに充てることも可能になります。
メリット③ クレジットカードヒストリーが増える
高額な支払いをする機会が少ないので、このようなタイミングで高額なクレジットカードヒストリーを増やしておくことでより上位のカードへのインビテーションなどが届く可能性も上がります。
特定のステータスカードなどを目標にクレジットカードを利用されている方にとっては、結婚式の費用をカードで払いこと自体が大きなメリットになりえます。
クレジットカード払いの上での注意点
もちろんメリットばかりではなく、注意点もあります。いずれの点も結婚式の支払いの前までに十分確認しておく必要のある内容になります。
対応している式場は限られる
やはり、クレジットカード支払いができる式場というのは限定されてきます。私の場合は、とある系列のホテルで式を挙げましたが、クレジットカード払いがOKでした。
カード払いOKという理由で決めたわけでなく、妻の意向で最終決定したので狙っていたわけではありませんが、粗々の費用が出てきた段階でクレジットカードで支払えるか、確認しました。
クレジットカードで支払えるという理由で式場を決めるのは少しやりすぎかもしれませんが、ホテルウエディングならカードで支払えるところも多いようなのでホテルを中心に式場を検討してみる、といったやり方はありそうです。
限度額の壁がある
クレジットカードで支払う上で次に障害になるのがカードの限度額です。
クレジットカードは利用できる額の上限が決まっており、所有者の属性や利用履歴などをもとにカード会社が設定しています。
私の持っているカードの中で楽天カードがありますが、利用額の上限は100万円になっています。
このため、楽天カードで100万円以上の決済を行うことはできません。
限度額の一時引き上げ申請をすることも可能ですが、ある程度の利用実績がないと通らないことも多いです。また決済額が300万円を超えてくると、限度額の一時増枠が通常のカードでは難しく、そもそもカードで支払うのが難しくなってくる可能性が高いです。
限度額の問題はアメックスで支払うことで解決
限度額の問題は深刻なように思えますが、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が発行するクレジットカードを使うことで解決できます。
アメリカン・エキスプレスのカードは一律の限度額を設けていません。これは限度額がない、という意味ではなく、利用額に応じてフレキシブルに対応します、という意味合いです。
事前承認か事前入金で限度額の壁を突破
私の場合はSPGアメックスというクレジットカードで支払いましたが、利用額を事前に知らせて増枠してもらう方法(事前承認)をとりました。
事前承認を行うのも非常に簡単で、アメックスの事前承認は電話するだけです。しかも承認手続きだけであれば自動音声の案内に従い、事前承認額を入力し、金額が問題なければそれで終わりです。
しかし、この方法も実質的に一時増枠と同じような扱いなので、承認がもらえないことも十分考えられます。
その場合はアメックスに“事前入金”することで対応可能です。
アメリカン・エキスプレスは事前入金をすることによって実質的にカードの利用枠を増枠することが可能なのです。
クレジットカード会社が限度額を低めに設けている理由として高額な決済をされて支払いがなかった場合、実質無担保なので大損してしまうということ挙げられます。
逆に言えば、担保(支払える根拠)があれば、高額の決済でも受け付けない理由はありません。つまりあらかじめ入金しておいてくれたらその分は利用枠を増やすよ、ということです。
この方法では結婚式の費用を後払いにはできませんが、きっちりとポイントをもらうことができます。私も事前承認が通らなかった場合は、事前入金を行うことで限度額の問題を回避しようと思っていました。
ただし、事前入金もまれに断られることがあるようなので、クレジットヒストリーはきちんと積み上げておくことが大事たと思います。
事前承認や事前入金という仕組みがあるため、アメックスは結婚式の費用などの高額な決済にはかなり向いているカードです。事前入金をしてしまえばカードの利用枠を無視できるので、高額な決済も行えて価値の高いマイルなどのポイントをしっかり貯めることができるからです。
そのほかの注意点としては、結婚式の費用が限度額内でも他の決済で枠を使ってしまっていて決済できない可能性もあります。限度額ぎりぎりの支払いの場合は、支払うカードの利用額と残りの利用可能額をよく確認しておきましょう。
オススメはSPGアメックス
私も実際にSPGアメックスというクレジットカードで結婚式の費用を支払いました。
このカードは100円につき、3ポイントのSPG・マリオットホテルのポイントが貯まります。このポイントは1ポイント1円近い価値で利用できますし、航空会社のマイルにも交換可能となっており、非常にお得でした。
結婚式の費用をSPGアメックスで払うメリットはこちらの記事で解説しています。
その他の選択してしてクレジットカードで還元されるポイント類で価値が高いのはマイル。
1マイル=2円~10円で利用できて、結婚式の費用の決済でで一気にマイルを貯めることで飛行機のチケットも発券できる可能性が高くなります。
ANAアメリカンエキスプレスやANAアメリカンエキスプレスゴールドカードは入会キャンペーンで獲得できるマイルも多いため、決済のマイルとキャンペーンのマイルがダブルで入ってくるので、マイルで航空券を発券可能な量のマイルが獲得可能です。
アメックスの発行はアメリカエキスプレスの所有者からの紹介の方が入会キャンペーンでもらえるポイントが多くなります
SPGアメックス:通常30,000ポイント⇒紹介経由で36,000ポイント
ANAアメックスゴールド:通常60,000マイル⇒紹介経由で70,000マイル
キャンペーンの内容確認用にアメックスの紹介用Facebookページを用意していますので、覗いてみてください。
ANAアメックスゴールドは決済と合わせれば一度に100,000マイルくらい貯まるので、ANAのマイルをうまく利用できるのであればSPGよりもお勧めです。
アメリカン・エキスプレスのカードの入会に関して、気になる点・ご不明な点・ご相談したいことがございましたら、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。名前はニックネームでOKです。
さいごに
結婚式に限った話ではありませんが、クレジットカードで高額決済を行う場合はくれぐれも事前にしっかりと計画を練ることをおすすめいたします。
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