ハピタスから友達紹介制度が変更になるとのお知らせがありました。
ハピタスは人気の高いポイントサイトでありながら、ポイントサイトの中でも友達紹介による報酬が高めに設定されていました。
しかし、今回その制度が変更になり、紹介報酬率が大きく変わることが予想されています。
結論から言えば、ハピタスの公式ページにある報酬率の例から計算するとほとんどの人が紹介報酬率10~15%になると推定しています。
実際に制度変更でどのような変化があるかを解説したいと思います。
目次
新制度ハピタスフレンドと旧制度の違いについて
今までのハピタスの友達紹介制度は「ハピ友」と「シェアハピ」という二種類がありました。
9月30日まではこの制度が継続しますが、10月からは新制度「ハピレスフレンド」に移行します。
新制度の特徴は以下の三つ
- ハピフレスコアに応じて報酬率は変化
- 報酬率は0.1%~45%の100段階が存在
- 紹介した方への特典が400ポイントにアップ(※)
※:400ポイント獲得のためには登録後7日以内のハピタス利用が必要
この制度の中で一番重要なのがハピフレスコアになります。
今までのハピ友の制度は以下のように紹介報酬が決まっていました。
これまでの紹介者数が多ければ、それだけで紹介報酬率が高くなる仕組みです、10人紹介しただけでも、ハピ友がハピタスを利用して獲得したポイントの30%の報酬が貰えるようになっていました。
ハピタスフレンドも同じようにハピタスフレンドがハピタスを利用すれば紹介報酬が貰えますが、その報酬率の決定方法が大きく変更されています。
ハピフレスコアとは
ハピフレスコアの計算が非常に複雑になっています。
ハピタスによるとハピタススコアは以下のように計算されるとのことです
ハピフレスコアは [{(「前月の新規紹介登録者数」-「前月の新規紹介登録者数平均値」) ÷「前月の新規紹介登録者数標準偏差」+50} + {(「前月の広告利用者数」-「前月の広告利用者数平均値」) ÷「前月の広告利用者数標準偏差」+50}] ÷ 2 で算出され、当月のハピフレポイント率に反映されます。
これだと何言っているかよくわかりませんね。
そこで計算式要素ごとに分解してみると、以下の二つの要素でスコアを決定するということになります。
①前月の新規紹介登録者数
②前月の広告利用者数
①と②の数値を足して2で割った数値(①と②の平均)がハピフレスコアになります。
計算自体はややこしいですが、「前月の新規ハピタス紹介者数」と「自分のハピタスフレンドの中のハピタス利用者数」が平均に対してどの程度の数であるか、でおおよそ決まるということになります。
平均値と標準偏差という数値が出てきますが、ハピタス利用者の全体の中で自分の順位がどの程度なのかを決めるために利用する数値とお考え下さい。
ハピフレスコアと報酬率の関係
ハピフレスコアは0~100の100段階の評価(正確には101)となっています。
ハピフレスコアと報酬率の関係をグラフにしてみました。
ハピフレスコア50~70の間で大きく報酬率が変動することが分かります。
代表的なスコアの報酬率(ハピフレポイント率)は以下の表のとおり。
報酬率は毎月変動する
ハピフレスコアは前月の紹介者数やハピタスフレンドの利用者数で決定するので、毎月変動します。
また平均値や標準偏差の数値も毎月変動し、ハピタス側しかわからない数値(全体の利用者の動きで変動する数値)ですから、「10人紹介したから報酬率20%」みたいに一律に決定しません。
この点は従来のハピ友と大きく異なる仕組みであり、友達紹介や案件紹介が活発になるほどハピフレスコアを上げにくくなり、より多くの友達紹介をしないと報酬率をキープできなくなります。
ハピフレスコアの例から紹介報酬率を推定してみる
じゃあ、実際どのくらいの紹介すれば、ハピフレスコア(紹介報酬率)は高くなるのか、というのは気になりますよね。
そこでハピタスの公式ページで紹介されているハピフレスコアの例から、平均値と標準偏差を推定して実際にどれくらいのハピフレスコアと報酬率(ハピフレポイント率)になるか計算してみました。
ハピタスの公式ページにある「ハピフレスコア」の例では二つが紹介されています。
例① 先月の紹介者数が3人、利用者が1名
例② 先月の紹介者数が250人、利用者が960名
(これらの例は2018年12月の紹介データをもとに算出されているので、実際の数値に近いと考えられます。)
この二つの例は平均値と標準偏差を推定するのに分かりやすい例となっています。
例①から分かること
例①では先月の紹介者数が3人、利用者が1名と、いずれの指標も低い例となっています。
しかし、ハピスコアは50であり、報酬率は10%となります。
例①から、「前月の平均紹介者数と前月の平均利用者数の値は小さそうである」ということがわかります。
なぜかいうと、ハピフレスコアの計算は以下の二つの数値の平均で決まります。
前月に自分が紹介した人数から前月の平均紹介者数を引き算しているので、前月の平均紹介者数が大きくなるとハピフレスコアは下がり、ハピフレスコア50を下回ってくるからです。
例②から分かること
こちらは先月の紹介者数が250人、利用者が960名と、いずれの指標も高い例となっています。
この数値でのスコアは66であり、報酬率は38%。(こんなに紹介しているけれども旧制度の最大値である40%には届かないということです。)
例②から、「前月の平均紹介者数と前月の平均利用者数の値は小さそうである」ということがわかります。
なぜかいうと、ハピフレスコアの計算では標準偏差で割る、という計算が入っています。
このため標準偏差の数値が非常に大きいと、いくら紹介者数や利用者数が多くてもスコアが非常に上がりにくくなります。
この例ではハピフレスコア68となっていますが、標準偏差が大きすぎるとハピフレスコアが68まで上がらなくなります。
上記二つの例を満たす平均値と標準偏差を推定する
上記二つの例を満たすような四つのパラメータを推定すると以下のようになりました。
前月の新規紹介登録者数平均値 | 5 |
前月の新規紹介登録者数標準偏差 | 30 |
前月の広告利用者数平均値 | 15 |
前月の広告利用者数標準偏差 | 40 |
もちろん4つの変数を2つの結果から求めているので、実際には他の数値でも上記の例二つを満たすパターンは無数に存在します。
なので、これが正解という保証はなく、まったく見当はずれの可能性もある点にはご注意ください。
ただ、この数値を使ってハピフレスコアを計算してみると、毎月多くの方を紹介して利用してもらわないと報酬率が上がらないことが分かりました。
前月紹介者数25名、前月利用者数70名の方の場合
前月の新規紹介人数 | 25 |
前月のハピタス利用人数 | 70 |
ハピフレスコア | 51 |
ハピフレポイント率 | 12.5% |
前月の新規紹介登録者数平均値 | 5 |
前月の新規紹介登録者数標準偏差 | 30 |
前月の広告利用者数平均値 | 15 |
前月の広告利用者数標準偏差 | 40 |
ということで新規紹介人数が20~30名程度でも、ほとんど紹介報酬は上がりません。
前月紹介者数150名、前月利用者数450名の方の場合
前月の新規紹介人数 | 150 |
前月のハピタス利用人数 | 450 |
ハピフレスコア | 58 |
ハピフレポイント率 | 30.0% |
前月の新規紹介登録者数平均値 | 5 |
前月の新規紹介登録者数標準偏差 | 30 |
前月の広告利用者数平均値 | 15 |
前月の広告利用者数標準偏差 | 40 |
150人紹介して450人利用者がいれば30%の報酬となります。これだけの人数を毎月紹介してもやっと30%というのは、報酬率を上げるのが相当難しいということが分かると思います。
前月紹介者数0名、前月利用者数0名の方の場合
前月の新規紹介人数 | 0 |
前月のハピタス利用人数 | 0 |
ハピフレスコア | 50 |
ハピフレポイント率 | 10.0% |
前月の新規紹介登録者数平均値 | 5 |
前月の新規紹介登録者数標準偏差 | 30 |
前月の広告利用者数平均値 | 15 |
前月の広告利用者数標準偏差 | 40 |
実は今回の推定した平均値と標準偏差を使うと、前月の紹介人数0人だったとしても10%の紹介報酬が確定しています。
もちろん平均値や標準偏差の変動で、変わってしまいますが、ハピフレスコアが50を大きく下回るということはほどんどないということだと思います。
さいごに
今回のハピタスの友達紹介制度の変更で、紹介報酬が下がることは間違いありません。
一方で10%の紹介報酬率はほぼ確定しており、紹介によるポイントは確実に入ってきますし、紹介報酬が下がった分が案件のポイント数アップにつながれば、利用者にとってより良い方向の進むと言えます。
ハピタスは使いやすいポイントサイトなので、今後各案件のポイント数がアップして利用者のメリットが大きくなる可能性も高く、今後の動きに注目です。
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