実はメリットの多いANAアメリカンエキスプレスカード

ANAカードで人気の高いカードはANA VISA ワイドゴールドカードだと思います。しかし、今回はANAアメリカン・エキスプレス・カード(以下 ANAアメックス)を推す記事です。

 

 

ANAアメックスカードはマイル還元率1.0%と還元率自体は並みです。ただし、ANAグループでの利用は1.5%の還元率になり、ANAカードマイルプラス特典も1.0%貰えるため、合計で2.5%のマイル還元率になります。つまり、航空券を購入する場合は2.5%の還元率になるので、ANAアメックスは空マイラー向きのカードと言えます。

 

一方、ANA VISA ワイドゴールドはソラチカルートを利用することで最大1.72%の還元率があります。(なお、ソラチカルートは2018年3月31日で終了しますが、LINEポイントルートへの変更で1.65%程度の還元率になるようです。)還元率と年会費のコスパから見るとANA VISA ワイドゴールド一択になります。

 

しかしながらANAアメックスカードは還元率以外の部分で、意外なメリットがあります。

 

 

アメックスのカードの中では年会費が最も安い(セゾン系の提携カードは除く)

私が調べた限りではアメックスが主となって発行しているカードの中で最も年会費が安いです。ANAアメックスの年会費が7,000円+税であるのに対して、アメックスグリーンは12,000円+税なので、プロパーグリーンよりも安いです。アメックスのカードは利用額の1%分のメンバーシップリワード(アメックスカードのポイントプログラムの名称です)のポイントが獲得できますが、このポイントはマイルに換える意外にもアメックスの開催するイベントなどにも使用できるため、アメックスのカードをできるだけ年会費を抑えつつ持ちたい、という方には最適なカードです。私もANAアメックスカードを所有していたので、アメックス開催のイベントに参加できました。

 

Amex会員限定 清水寺 夜間特別拝観に行ってみた

 

この時はポイント使用ではなく、現金払いの方で参加しましたが、現金払いは抽選になるため、確実に参加されたい方はポイント払いでの参加をお勧めします。このようにANAアメックスのプロパーグリーンカードよりも安い年会費でアメックスのイベントに参加できてしまう不思議なカードです。なおセゾン系のアメックスカードがあり、アメックスのサービスが一部受けられるものもありますが、アメックスが開催するイベントへの参加権利は発生しませんし、貯まるポイントも永久不滅ポイントであり、まったく別物のカードと思っていただいた方が良いと思います。

 

 

 

アメックスカードの紹介者になることができる

アメックスのカードなので、アメックスカードの紹介制度でほかの方をアメックスの紹介することでポイントをもらうことができます。この紹介を行うことができるカードでANAアメックスは一番年会費が安いため、維持費を抑えることができるという隠れたメリットがあります。なお、最近人気のSPGアメックスはSPGアメックスしか紹介できません。これに対してANAアメックスはアメックスグリーンやアメックスゴールドなどのプロパーカードや、スカイトラベラーカードも紹介可能です。

 

なので、知り合いにアメックスカードを紹介しまくってメンバーシップリワードのポイントを荒稼ぎ、ということも理論上は可能です(実際にやるかどうかは別として)。一方でブログに紹介リンクを貼ってリンクから申し込んでもらうのはアメックスの規約上やや危険です。紹介プログラムの規約内に以下の記載があるためです。

 

①ご紹介いただく方は、カード会員様のご家族やご友人、お知り合いの方など互いに連絡可能な状態にある方に限らせていただきます。

②当規約に違反するご紹介行為があったと弊社が判断した場合には、特典の提供はいたしかねます。過去に獲得されたボーナスポイントについても取り消しをさせていただく場合がございます。また、アメリカン・エキスプレスのポイント・プログラムへの参加資格や、提携カードにおけるマイルやスターポイント加算を停止させていただく場合もございます。

 

 

これらのことを考えると、大きなメリットではないものの身近にアメックスカード入会を考えている方がいれば、紹介制度を利用することができる、といった使い方が自然だと思います。

 

 

 

ぐるなびで一気にポイントを貯めて、マイルを獲得可能

これもあまり利用されていないのですが、ぐるなびの予約でアメックスのポイントを貯めることができます。これはアメックスのメメンバーシップリワードのポイントが貯まるカードであればどのカードでも良いので、年会費が安いANAアメックスは他のカードと比べて維持費を抑えることができます。また、メンバーシップリワードプラスに登録しておけばANAマイルに1ポイント=1マイルで交換可能なため、交換比率も非常に良いです。

 

ぐるなびでネット予約でポイントの貯まるお店の表示のある店をネット予約すれば、ぐるなび会員で1名に付き100ポイント、ぐるなびプレミアム会員なら、1名に付き200ポイントが貰えます。ポイントはアメックスのメメンバーシップリワードでも同じポイントが貰えるので、そのままマイル数になります。

 

つまり、20名の宴会の幹事をする場合、ぐるなびプレミアム会員に登録しておくことで、4,000マイルも獲得できてしまいます。しかも、この方法は基本的に他の人には分かりません。幹事をやって、クレジットカード払いでマイルを貯める場合は他の方からすぐわかってしまうのですが、この方法だと、予約がぐるなびのネット予約だったか、ぐるなびを見て電話したのか、はたまたお店のHPをみて予約したかどうか、などは分かりません(実際に出てきたコースの内容と値段からどのコースでどこから予約したか、調べることはできなくもないですが。)。私も一回ネット予約でポイントが貯まるお店をネット予約してみましたが、会計の際や入店の際にネット予約経由か、といった話も出てこないので、ノーリスクでマイルを貯めることができます。

 

なお、ANAマイルを選択した場合は来店人数×30マイルなので、アメックスのポイントを選択した方がマイルが多く貯まります。ただし、貯まるポイントを選ぶ、で事前にアメックスのポイントを選択しておかないと、ぐるなびのポイントが貯まるだけなので注意が必要です。

 

 

最後に。。。

ANAアメックスは空マイラーであれば航空券購入時に使えますが、ANA VISAのように日常の決済メインで使用するカードではありません。上に挙げたように、アメックスのカードという特典を利用しつつ、決済以外で入手したポイントをマイルに交換することでより効率的に使うことができます。意外と飲み会幹事が多い社会人若手に良いクレジットカードかもしれません。

 

なお、ANAアメックスカードの発行は現時点ではアメックスの紹介制度経由よりも、普通に入会する方が入会ボーナスポイントが多くもらえます。さらに少しでも得したい場合はポイントサイト経由が良いと思います。また、ANAカードを作ったことがない方はマイ友プログラムへの登録を忘れずに。せっかくのマイル獲得可能なポイントですから、取りこぼしなく。

 

以上、ANAアメリカン・エキスプレス・カードの隠れたメリットの紹介でした。

 

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