ANA特典航空券で飛行機に乗ったら事後登録でLTマイルを貯めよう！

ANAの特典航空券を利用してANA便やスターアライアンス便に搭乗した場合、ANAのマイルは貯まりません。

これはマイルで取得する特典航空券のフライトではマイルが貯まらないという決まりになっているからです。マイルで取得できる特典航空券でもマイルが獲得できればすごく嬉しいですが、世の中甘くはありません。

しかし、ANAの特典航空券でフライトに搭乗すると「LTマイル」というものを貯めることが可能になっています。

この記事ではANAの「LTマイル」について簡単に解説した後、ANA特典航空券でのフライトでのLTマイルの貯め方をご紹介したいと思います。

LTマイルとは

「LTマイル」とは「ライフタイムマイル」のことで、ANAマイレージクラブに入会してからの総飛行距離を積算したものになります。

LTマイルは毎年更新されるものではなく、ANAマイレージクラブに入会してからの累積になるため、SFC修行でのプレミアムポイント（ANAのステータス制度でステータスのランクを決めるためのポイント）のように一年にまとめて集めるようなものではありません。

ANAでは「ミリオンマイラープログラム」という制度があり、このLTマイルを貯めることで特典があります。

50万LTマイル以上になると、LTマイルに応じたオリジナルネームタグが貰えます。また、100万LTマイルを超えると特典もあり、マイルの有効期限の生涯にわたる延長やSFCへの入会資格というものです。

しかし、特典が貰える100万LTマイル以上というのは非常に多くの距離を飛んでいないと到達できない領域ですから、そのハードルも非常に高いです。

「ミリオンマイラープログラム」については以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご一読ください。

ANA「ミリオンマイラープログラム」という異次元の制度　ステータス修行よりも難しいLTマイル修業

2019年8月22日

特典航空券でのLTマイル積算には事後登録が必要

通常、ANAマイレージクラブの会員であれば事前にフライト情報に会員情報を紐づけておくことで、ANA便やスターアライアンス便に搭乗すると自動的にANAマイルやプレミアムポイントやLTマイルが加算されます。

一方、ANAの特典航空券の場合はANAのマイルやプレミアムポイントが貯まらないためか、自動的にLTマイルが積算されません。このため、フライト搭乗後に事後登録をしてLTマイルを積算していやる必要があります。

手順は、ANAのトップページ「マイメニュー」のマイレージ事後登録から可能です。事後登録には航空券番号が必要になるのでeチケットは電子体もしくは、紙体で残しておくと楽ちんです。

事後登録は搭乗の3日後以降で6か月以内にする必要があります。期間は長いですが、忘れないうちに乗ったら早めに事後登録しましょう。

航空券番号が分からない場合は、ANAに問い合わせて確認するしかないので、少し面倒です。LTマイルのために、しっかりeチケットは残しておきましょう。

LTマイルは搭乗した区間の区間基本マイルが積算される

LTマイルの積算マイル数は搭乗した区間の区間基本マイルで決まります。

区間基本マイルは区間ごとに設定されており、これは飛行距離に相当するマイル数となるため、LTマイルは実際に乗った距離分しか貯まりません。

例えば「羽田-ニューヨーク」の区間基本マイレージは「6,723マイル」となっています。なので、「羽田-ニューヨーク」片道分で6,723LTマイル、往復になると13,446LTマイルが貯まることなります。

LTマイルはビジネスクラスやファーストクラスに搭乗しようが、乗った距離だけしか貯まりません。このため、通常のマイルやプレミアムポイントとよりもある意味貯めるのが大変です。

ANA特典航空券でミリオンマイラーも夢じゃない

LTマイルは特典航空券でも貯まるため、ANAのマイルを貯めている陸マイラーでも「ミリオンマイラー」を目指すことが可能です。

100万LTマイルは非常に遠い道のりではありませすが、陸マイラーならマイルで海外旅行にバンバン出かけている人も多いはず。ANA便を多く利用して地道にLTマイルを貯めていればいつか夢の「ミリオンマイラー」になれるかもしれません。

ちなみに私のLTマイルは47000マイルを少し超えたところです。まだまだ100万LTマイルへは遠いですが、特典航空券を使って地道に貯めていきます。