ANAやJALなどの航空会社のマイルを貯める上で欠かせないのがクレジットカードです。
決済でマイルが貯まったり、ポイントからマイルへ交換する際に交換レートが良いものが存在するため、これらをフル活用することでマイルを効率的に貯めることができるようになります。
しかし、マイルを貯めるために役立つクレジットカードはたくさんあるので、マイルを貯め始めたばかりの陸マイラーの方は、どれにしようかと目移りしてしまうかもしれません。
そこで、私が陸マイラー活動を行ってきた中で分かった「効率的にマイルを貯めるためのクレジットカード編成」について、ご紹介したいと思います。
今回紹介するクレジットカード編成はJAL、ANAの両方のマイルに対応した編成になっています。
目次
必要なクレジットカードは6枚
マイルを貯めるため、これまでに20枚以上のクレジットカードを発行してきましたが、最終的に必要になったのは以下の6枚のカードです。
- ANA TOKYUカード
- (JQカード) エポスゴールドカード
- SPGアメックス
- JALカード Suica (JGCならCLUB-Aカード)
- 楽天プレミアムカード
- ANA VISA ワイドゴールドカード(SFC用)
(ちなみに私自身はSFCもJGCも所有していないので⑥のカードは持っていません。)
番号は優先順位ですが、上から4つの「①ANA TOKYUカード」、「②エポスゴールドカード」、「③SPGアメックス」、「④JALカード Suica」は必須ともいえるカードです。
一方で⑤~⑥はなくても運用可能なカードですが、①~④のカードだけでは足りない部分を補完してくれる優秀なカードです。
国際ブランド、年会費、各カードの役割をまとめると以下のようになります。
クレジットカード | 年会費(税抜) | カードの役割 |
①ANA TOKYU カード | 2,000円 | ポイント⇒マイルへの交換用 |
②エポスゴールド | 無料 | 主力決済カード① |
③SPGアメックス | 31,000円 | 主力決済カード② |
④JALカード Suica | 2,000円 | 新幹線、JAL特約店用、(JGC用) |
(+3,000円) | ||
⑤楽天プレミアムカード | 10,000円 | プライオリティパス、楽天市場用 |
⑥ANA VISA ワイドゴールド | 9,500円 | ANAゴールドカード、(SFC用) |
(JGCが必要な場合はJALカードSuicaをCLUB-Aカードにしてください)
年会費は①~⑥の合計で48,000円(税抜)になります。
SPGアメックスの年会費が高いですが、旅行の費用を割安にするための投資していると考えれば十分安いです。
ANA TOKYUカードはポイントからマイルへの交換の要
ANAマイルを貯める上で最も重要なTOKYUルートを利用するために必須のクレジットカードです。
TOKYUルートはポイントサイトなどで貯めたポイントを交換レート75%でANAマイルに交換できます。
しかも交換の手間が少なく、交換上限も75,000マイル/月で一度に大量のマイルを貯められる点は魅力です。
TOKYUポイントからANAマイルに交換する際に交換レート75%で交換するために
TOKYUルートについては以下の記事をご参照ください。
エポスゴールドカードは決済用主力カード①
メインカードその1。年会費無料ながらマイルを効率的に貯められるクレジットカード。
エポスゴールドなら、ソラチカルートとの併用でANAマイルの還元率が最大1.8%にもなる隠れた陸マイラー最強カード。
決済額が小さいなら、ANA VISAカードよりもエポスゴールドの方が使いやすいカードになっています。
ただし、エポスゴールドカードは決済額100万円を超えると還元率が低下するので、100万円以上は次のSPGアメックスで決済するのがおすすめです。
SPGアメックスは決済用主力カード②
メインカードその2。ホテル系カードでありながら、マイル還元率が1.25%のオールマイティなカード。
SPGアメックスで貯まるポイントはJALマイルにもANAマイルにも交換できるので、使い勝手がとても良いカードになってます。
年会費が31,000円+税と非常に高いSPGアメックスですが、年一回の無料宿泊特典、マリオットのゴールド会員、100円につき3ポイントの還元、この3つが年会費の高さを上回る非常に大きなメリットになっています。
マイルを使って旅行しても良いホテルに泊まるとホテル代が高くつきますが、無料宿泊特典やポイントでの宿泊をうまく活用することでマイル+ホテルで旅行を楽しく事ができるようになります。
JALカード Suica は新幹線に乗るなら必須カード
JALマイルを貯める場合にはSPGアメックスで1.25%の還元率で貯めるのがお得です。
一方でJALマイルを貯めるのにJALカードは必要ですし、JALカード特約店ではJALカードで決済した方がマイルが貯まるのでお得です。
JALカードの中で使い勝手良いのが、JALカードSuicaです。
JALカードSuicaはモバイルSuicaで在来線も東海道新幹線のどちらにも乗れるので非常に便利です。
また、JALカードSuicaはビューカードの扱いなので、ビュー・エクスプレス特約を利用することで、モバイルSuicaでEX予約をしてJALマイルを貯めながら、グリーンプログラムのポイントも貯められる優れものです。
新幹線を頻繁に利用する方なら、マイルを貯めながら、たまにグリーン車にも乗れるので、まさに空陸両用のカードと言えます。
JGCの方なら、JALカードSuica CLUB-AカードにすればOKです。
楽天プレミアムカードはプライオリティパス+楽天市場で活躍
実用性重視のカード。楽天プレミアムカードはプライオリティパスが付帯しているにもかかわらず、年会費が10,000円+税と安いのがメリットです。
また、楽天市場でもポイント還元の恩恵を受けることができるので、非常に重宝しているカードです。
楽天プレミアムカードは海外旅行保険も付帯しているので、コスパの面では非常に良いです。
ANA VISA ワイドゴールドカード(SFC用)
SFCの方なら、ANA VISAワイドゴールドカードを持っていると良いと思います。
ANAゴールドカードの中では最も年会費が安いですし、マイルの移行手数料は無料です。
また、ANAのゴールドカードの特典もついてくるので、持っていて損はないでしょう。
ANAのゴールドカードであればSFCは付けられるので、年会費や決済しやすい国際ブランドという点を除けばVISAにこだわる必要性はありません。
なお、私はANA JCB ワイドゴールドを所有していますが、SFCの資格はないためANAゴールドカードを保有する以外のメリットはありません。
このカードに関してはSFCを取得した方向けのカードと言えます。
まとめ
マイルを貯まるための最強クレジットカード編成として6種類のクレジットカードを紹介しました。
こんなにたくさんのカードが必要なの?と思われるかもしれませんが、全部保有するのは「フル装備」の状態です。
冒頭で説明したように、紹介したクレジットカードの中で前半で紹介した①~④が優先度が高い(特に①、②)ですが、後半に紹介した⑤~⑥のカードはあった方が良いけどなくてもOKなカードです。
今回紹介したカードの中から自分に合ったクレジットカードを見つけて、是非利用してみてください。
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